FIFA ワールドカップ 2026 組み合わせ抽選|48チームが運命を分けた歴史的な瞬間

FIFA ワールドカップ 2026 組み合わせ抽選

FIFA ワールドカップ 2026 組み合わせ抽選は、2025年12月5日(現地時間)、アメリカ・ワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで実施されたグループステージの組み合わせ決定式典である。日本時間では12月6日午前2時に開始された。FIFA ワールドカップ 2026は史上初の48カ国参加・3カ国共催(アメリカ・カナダ・メキシコ)という規模で行われるため、グループも従来の8から12に増設され、組み合わせ抽選の注目度はかつてないほど高まった。開催国3カ国の首脳(ドナルド・トランプ大統領、マーク・カーニー首相、クラウディア・シェインバウム大統領)が式典に出席し、FIFA会長ジャンニ・インファンティーノがトランプ大統領にFIFA平和賞を授与したことも大きな話題を呼んだ。抽選の結果、日本代表はグループFに入り、オランダ・チュニジア・スウェーデンと同組となった。

抽選会の概要

抽選会はアメリカの首都ワシントンD.C.に位置するジョン・F・ケネディ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツで開催された。司会には元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンドが起用され、世界のスポーツ界を代表する著名人が演出を盛り上げた。開催国3カ国の代表首脳が一堂に会した政治的にも注目度の高いセレモニーとなり、FIFAとアメリカ政府の密接な連携を印象付けた。式典当日、イランはイラン・イスラム共和国サッカー連盟会長への米国入国ビザ発給が拒否されたとしてボイコットを一時表明したが、最終的に代表者を派遣することで決着した。抽選会の翌日(日本時間12月7日)にはFIFAが全104試合のキックオフ時刻・会場を含む詳細スケジュールをライブ配信形式で別途発表した。

ポット分けのルール

抽選には出場権を確定させた42カ国と、欧州プレーオフ勝者4カ国・大陸間プレーオフ勝者2カ国のプレースホルダー計6枠が参加し、合計48チームで12グループを構成した。シード順は2025年11月19日付のFIFAランキングに基づき、以下の4ポットに振り分けられた。欧州プレーオフおよび大陸間プレーオフの6チームは抽選時点で未確定であったためポット4に自動配置され、後日(2026年3月31日)に正式決定した。

  • ポット1:開催国3カ国(アメリカ・メキシコ・カナダ)+FIFAランキング上位9カ国(スペイン・アルゼンチン・フランス・イングランド・ブラジル・ポルトガル・オランダ・ベルギー・ドイツ)
  • ポット2:ランキング13〜24位(クロアチア・モロッコ・コロンビア・ウルグアイ・スイス・日本・セネガル・イラン・韓国・エクアドル・オーストリア・オーストラリア)
  • ポット3:ランキング25〜36位(ノルウェー・パナマ・エジプト・アルジェリア・スコットランド・パラグアイ・チュニジア・コートジボワール・ウズベキスタン・カタール・サウジアラビア・南アフリカ)
  • ポット4:ランキング37位以下の6カ国(ヨルダン・カーボ・ヴェルデ・ガーナ・キュラソー・ハイチ・ニュージーランド)+欧州プレーオフ勝者4枠・大陸間プレーオフ勝者2枠

抽選ルールの制約

抽選はポット1から順に行われ、各グループに同一ポットからは1チームのみが入る設計となっている。大陸連盟の同一連盟チームは、UEFA(欧州)を除いて同じグループに振り分けられない。欧州チームについてはグループごとに最低1チーム・最大2チームまでという上限が設けられた。開催国のメキシコ・カナダ・アメリカはスケジュール調整の都合から事前にそれぞれグループA・B・Dに割り当てられており、それ以外の枠を抽選で埋める方式が採られた。この制約設計により、欧州勢の偏りを防ぎつつ各グループの競技バランスを均等化することが意図された。

グループステージ組み合わせ結果

抽選の結果、12グループの組み合わせが以下のとおり確定した。プレーオフ枠については2026年3月31日の試合結果を反映した確定チームで記載している。

グループ チーム1 チーム2 チーム3 チーム4
A メキシコ 南アフリカ 韓国 チェコ
B カナダ ボスニア・ヘルツェゴビナ カタール スイス
C ブラジル モロッコ ハイチ スコットランド
D アメリカ パラグアイ オーストラリア トルコ
E ドイツ キュラソー コートジボワール エクアドル
F オランダ 日本 スウェーデン チュニジア
G ベルギー エジプト イラン ニュージーランド
H スペイン カーボ・ヴェルデ サウジアラビア ウルグアイ
I フランス セネガル コンゴ民主共和国 ノルウェー
J アルゼンチン アルジェリア オーストリア ヨルダン
K ポルトガル コロンビア ウズベキスタン コンゴ民主共和国
L イングランド クロアチア ガーナ パナマ

日本代表のグループF

日本代表(FIFAランキング18位・ポット2)は、グループFでオランダ(同7位)・チュニジア(同40位)・スウェーデン(欧州プレーオフB勝者、同43位)と対戦することとなった。オランダはポット1最上位の強豪国であり、グループF最大の壁となる。一方でチュニジア・スウェーデンとは十分に勝ち点を狙える相手であり、専門家の多くがグループ突破に向けた現実的なシナリオを描いている。試合会場はメキシコ・モンテレイやアメリカ各地に設定されており、移動負担を含めたコンディション管理も鍵となる。グループFの試合期間は2026年6月14日から25日にかけてで、グループF1位通過チームはラウンド32でグループC2位と対戦する。

グループF詳細

グループFは「バランスの取れた組」との評価が多く、UEFA・AFC・CAF・UEFAプレーオフという4大陸の代表が集まる国際色豊かな構成となった。スウェーデンは欧州プレーオフBを制して出場権を獲得し、キャプテンのヴィクトール・ギェケレシュら実力派を擁する。チュニジアはアフリカ予選を10試合9勝1分け・無失点という圧倒的な成績で通過しており、油断できない相手である。オランダは2022年カタール大会準々決勝進出の実績を持ち、フィルジル・ファン・ダイク、フレンキー・デ・ヨング、コービー・マインツらの布陣で本大会に臨む。

注目グループと死の組

今大会の「死の組」として広く取り上げられたのはグループLである。イングランドとクロアチアという過去のワールドカップ上位進出国が同居し、両国のプライドを懸けた直接対決は序盤から大きな注目を集める。グループKはポルトガル(ポット1)とコロンビア(ポット2)という南米・欧州の強豪が揃い、2強が激突する混戦グループとして評価された。また、グループIではフランスとセネガルが顔を合わせ、2022年大会準優勝国フランスのグループ首位争いが厳しいものになるとの見方が強い。ディフェンディングチャンピオンのアルゼンチンはグループJでアルジェリア・オーストリア・ヨルダンと同組となり、比較的勝ち抜きやすい組と見られている。

プレーオフ枠の確定

抽選時点では未確定だった6つのプレーオフ枠は、2026年3月31日の試合をもって出場国が正式決定した。欧州プレーオフA(グループB)の勝者はボスニア・ヘルツェゴビナ、欧州プレーオフB(グループF)はスウェーデン、欧州プレーオフC(グループD)はトルコ、欧州プレーオフD(グループA)はチェコがそれぞれ勝ち抜いた。大陸間プレーオフの2枠については、パス1(グループI)にコンゴ民主共和国、パス2は同じくグループIに配置された。これら6枠の確定により、全48カ国の出場チームが出揃い、グループステージの全対戦カードが正式に固まった。

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